歯周病治療
歯周病とは
歯周病は、自覚症状の有無を問わず多くの人が感染している国民的な病気です。一般的には歯茎が腫れる、口臭がひどくなる、歯を失うといった症状が知られていますが、他にも健康的な生活を脅かす様々なリスクが潜んでいます。
最も注意したいのは、歯周病が脳梗塞や糖尿病など様々な病気に悪影響を及ぼすことです。特に身近な生活習慣病の一つである糖尿病は、歯周病と深い関連がある病気です。糖尿病の人が歯周病になると糖尿病が悪化し、反対に歯周病の人が糖尿病になると歯周病の増悪を招きます。
また、喫煙している方は歯周病のリスクが高まります。喫煙習慣は毛細血管の収縮を引き起こして末端の血流を悪くするため、免疫力を低下させるからです。女性の場合は、歯周病の影響で作り出された物質が子宮を収縮させ、早産を招く恐れもあります。
健康的な生活のためには歯周病の予防と治療が不可欠です。四谷三丁目駅にある当院まで気軽にご相談ください。
歯周病の症状
初期…歯茎が腫れる、歯磨きの際に血が出る
中度…歯茎の腫れがひどくなる、口臭がある
重度…歯がぐらぐらし噛むことができず、最終的に抜けてしまう
歯周病の治療
歯周病は完全には治すことは難しい病気ですが、状態を回復させることは可能です。歯周病治療の基本は、プラーク(歯垢)や歯石の除去です。歯の表面や歯周ポケットにたまったプラークや歯石をかき出します。また、治療後も1~6ヶ月に1回のペースで定期的に定期検診やクリーニングを受け、清潔な口内環境を保ちましょう。
歯周外科治療
基本的な治療をしてもなおプラーク・歯石を除去しきれない場合など、さらに踏み込んだ治療が必要な重度の歯周病は、外科的処置を検討します。当院で実施可能な治療は以下の通りです。
フラップオペ
局所麻酔下で歯肉を切り開き、歯根に付着しているプラークや歯石を徹底的に取り除きます。
GTR
歯周病で歯を支える骨がなくなった部分に人工膜を被せて骨の再生を促します。
GBR
歯周病で歯を支える骨がなくなった部分を人工膜で覆い、さらに骨の再生を誘導する薬剤を注入して骨の量を増やしていきます。
エムドゲイン、リグロス
歯を支える骨が弱っている部分にエムドゲイン・ゲルという特殊なタンパク質の薬剤を塗り、骨の再生を促します。エムドゲイン・ゲルよりさらに再生力の高いリグロスという薬剤もあります。
根管治療
根管治療とは
昔は、むし歯がひどくなり神経まで達すると、抜歯をしなければいけませんでしたが、現在では、根管治療により歯を残すことが可能となりました。根管とは、歯の中の神経や血管(歯髄)がある部分のことです。歯髄まで達する重度のむし歯などの治療において、歯髄を取り除き、根管内を清掃・消毒する治療を根管治療と言います。当院の根管治療は保険適用となっておりますが、必要に応じてマイクロスコープを用いてより精度の高い治療を行っております。
根管治療の通院回数は多い場合で 6~7回かかることもあります。もし治療の途中で通院をやめてしまうと、後になって患部が再び炎症を起こすこともあり非常に危険です。健康な口内環境を取り戻すためには、土台をきちんと整えておく必要があります。自己判断で通院をやめないようご注意ください。根管治療をお考えの方は、マイクロスコープを完備している四谷三丁目にある当院へお越しください。
顎関節症治療
顎関節症とは
顎関節症の三大症状は、「顎が痛い」「顎が鳴る」「口が開かない」です。さらに顎関節症の影響で頭痛、肩こりなど別の部分の不調を招くこともあります。顎関節症の原因は、噛み合わせの悪さ、歯ぎしりなどの習癖、ストレスなど様々な要素が絡んでいます。自然に治癒するケースは少数で、気づいたら早めに治療することが大切です。
歯科医院での顎関節症治療
四谷三丁目にある当院では患者さん一人ひとりの症状や原因を適切に見極め、矯正歯科治療あるいはスプリント(顎関節症の治療用マウスピース)による治療を実施しております。
また、顎関節症は頚椎のずれの影響が大きいケースもありますので、必要に応じて歯科と整体の両面から治療することをおすすめする場合もあります。